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日名子旅館は安政年間に府内屋として創業し、別府で最も古い旅館と言われている。のちに日名子ホテルとなったが、1985年に倒産し廃業している。
1926年に作製された地図ということで、鉄道は既に敷かれているが名前は豊州本線である。浜脇は今の東別府である。やがて大分交通別大線になる路面電車、九州水力電気も走っている。地獄も描かれており、今井地獄など今は休止しているも描かれいる。
日名子旅館はこの図の主役だけあって大きく書かれている。テニスコートや玉突場(ビリヤード場)もあった。あと、通信用の伝書鳩を飼っていたという。旅館の平面図もあるが、大浴場がなく小さな湯殿が複数あるような作りになっている。今で言うと家族風呂が多数あるような旅館だったようだ。