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都留に住んでいた学生時代、学外の人と共に、大学がある地方都市のモデルとして、吉備国際大学がある岡山県の高梁に行こうという計画が持ち上がっていたのだが、結局沙汰やみになった。それから、6年。私一人で高梁を訪れた。というか、6年も経ったという事実のほうがショックだ。
とりあえずその吉備国際大学に行ってみる。ところが、これがえらい坂道を上らなければならない。建物の数が多いのだが、それだけ敷地を要し、山の方にまで作らざるを得なかったのかもしれない。
ここまでの坂道となると、やはり自転車は役にたたないようで、学生の足はバイクや車のようだ。事故が多いのか、注意を促す旗やら看板が立っていた。祝日なので大学は静かだった。
大学の近くには、学生用のアパートが多くあったが、都留ほどは圧倒的ではない。このあたりは基本的には住宅地で、店が全然ない。下のほうに歩いていくと、どちらかというと観光客を相手にしたような店が多くあった。高梁は観光客が訪れる街でもある。
商店街のほうに歩いてみる。他の地方都市に比べると若者の数を多く見かける。そして、学生用のアパート、マンションも多く見かけた。大学の近くよりは、生活に便利な商店街の近くに住む学生が多いのだろうか。私などはあんな坂道を上るとなると、億劫で授業にでたくなくなりそうだ。
都留の場合、大学を出てすぐに「文大通り」があり、そこに店が連なっているが、高梁の場合は大学と商店街の間に観光地が立はだかる感じだ。そういう視点で街を見ると、高梁はかなり面白い街だ。