サンライズ出雲に乗った

サンライズ出雲のソロに乗った。個室寝台に乗るのは2度目。けっこう楽しみにしていたのだが、昼間歩き回って熱射病になったのか、体調がすぐれず、その点は残念だった。

新見から乗った。まず、昼間歩き回ったので一刻も早くシャワーを浴びたい。シャワーカードを買うべく車掌を探す。何とか見つけて、シャワーカードとタオルセットを買う。タオルセットはタオルと歯ブラシがついて200円。シャワーカードが310円。

シャワーを浴びる。お湯が出る時間は6分。色々なところに6分もあれば充分と書かれていたが、私も同感。5分でもいいような。お湯はボタンを押すと出すのを一時停止することができる。あと、伯備線内だったということもあるのか、けっこう揺れる。もちろん全裸だし、あまり長居をしたくないというのが正直なところ。ただ、列車の中でシャワーを浴びられるというのはすばらしいことだと思う。汗だくだったので余計そう感じた。シャワーありがとうと言いたい。

本当はこの後、ビールでも飲もうと思って買っておいたのだが、揺れながらシャワーを浴びたことも影響してか、より気持ち悪くてそれどころではない。電気を消して横になった。横になっても揺れを感じる。この前乗った北陸はレールと垂直に寝るわけだが、サンライズはレールと並行に寝るわけで、それで揺れをより感じるのか、もしそうでなかったらごめんなさい。体調がそうさせたのかもしれない。

少し寝て起きてしばらくしたら倉敷。山陽本線に入ってあまり揺れなくなるかと思ったが、そんなに変わらないような。岡山を発車した時点で改札に来る。その後、本日の放送は終了との放送が入り、本格的に入眠。

2時半過ぎに起きた。寝たせいか体調はだいぶ回復し、車窓を楽しむ余裕も出てくる。大きな駅に停まったので豊橋あたりかと思ったら、名古屋だった。また寝る。この後、起きて車窓見て寝るを繰り返す。

もうすぐ横浜に着くという放送で完全に起きる。通勤客を見つつ、横浜を経て、終点東京に着。

個室寝台の中ではいちばん安いソロだが、私の席は2階で、階段が狭くて急で昇降にたいへんだった。寝る部分はそれほど窮屈ではない。まあ、私が背が低いということもあるだろうが。

それにしても新見から東京まで10時間。新幹線と特急を乗り継ぐに比べると2倍くらいの所要時間がかかるわけだが、乗るとあっと言う間に東京に着く。もう少し長く乗っていたいと感じる。

車掌を探すときノビノビ座席を見たのだが、なんかユースホステルの2段ベッドを思い出した。けっこう人が乗っていた。見慣れぬ風景のせいか、少し異様な感じがした。