関西3日目

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今日の主目的は比叡山。日本三大霊場の一つと言われているが、他の恐山、高野山には行ったことがあるものの、比叡山はない。そこで行ってみることにした。

京阪、近鉄を乗り継ぎ京都駅に行って荷物を置く。最近、いかに荷物を置くかということが重要要素になっているような気がする。もう数キロの荷物を背負ってあちこち歩き回るのは辛いのよ、体力的にも。特に今回は荷物を置いていなかったら死ぬ寸前だった。今回は新幹線で帰るので、無難に京都駅に荷物を置いた。

京都からJRで西大津に行き、皇子山から京阪で坂本まで行って、ケーブル坂本まで歩くというルートをとる。スルッとKANSAI3dayチケットを使ってただで行ける京都市交+京阪だと時間がかかりすぎるし、JR比叡山坂本まで行くと、徒歩の距離が長くなるし、ということでバランスをとった結果。快速の2分後に普通が発車して、最初は普通でもよいと思ったのだが、情報を集めて思案した結果快速に乗る。西大津→皇子山の乗り換えをなんとか3分で済ます。これに乗れないと次は12分後。ケーブル坂本には発車の10分前に着いた。ここは30分間隔。要するに、2分差が最終的には30分差になるという結果が待っていたのだ。

ケーブルカーに乗った人は6人だけだった。このケーブルカーはスルッとKANSAI3dayチケットにも乗れる。琵琶湖の景色などの堪能しケーブル延暦寺駅に到着。

延暦寺は大きく分けて東塔、西塔、横川の三地区がある。この三地区の共通拝観料が550円。私は割引で450円。これは安いと思う。根本中堂というのがメイン建物らしい。中でお坊さんが説明をしていたが、特に話しもうまくなく、他で知れそうな話なので、私は聞かなかった。壁に書道が貼ってあった。仏教用語とか、読めない漢字(おそらく私の知らない仏教用語)などが多かったが、なぜこの字を書くのか?というような字もあった。個人的には「有名な曲」がいちばん謎だった。

その後、横川、西塔とまわる。比叡山内をまわれるシャトルバスがあって、その一日乗車券を800円で買ったのだが、やってきたのが普通の京阪バスで、バスカードリーダーまで備え付けられていたところを見ると、実はスルッとKANSAI3dayチケットで乗れたのでは?乗れないと思って買ったのだが。一応、スルッとの拝観料割引よりも一日乗車券の拝観料割引のほうが多く割り引かれるので、全くの無駄ではないが、もし使えるとしたらだいたい無駄だった。そうだったら悔しいので知らないでおく。いろいろとお堂などを見て、少し食傷気味になる。そもそも私は宗教心が薄いし、宗教を超えた圧倒的な感動、というのはさほどなかった。京都という都心から近いからどうしても俗っぽさがあるように感じる。坊さんもケーブルカーの駅で明治ブルガリアヨーグルトを飲んでいたし。

帰りは比叡山頂からロープウェイ、ケーブルカーに乗って八瀬まで出る。これがちょっとひどい。ロープウェイから降りてケーブルカーに乗ろうとしたら出たばかりで15分待ち。ケーブルカーから降りて叡電乗り場まで普通に歩いていったらやはり出たばかりで15分待ち。叡電のほうは急いで走れば間に合ったかもしれないが、走りたくもない。待ち時間に自動販売機や売店で物を買わせようという魂胆か。

時間が余ったのでどうするか考え、とりあえず出町柳に行く。八坂神社は前を通ったことがあるが行ったことはないので、行ってみることにした。バスに乗ろうと思ったが、路線図を見てもどれに乗っていいか全然わからない。京都の市バスはどうも理解できない。京阪で四条まで行って歩くことにした。四条から八坂神社までの道は混んでいた。ここが有名な祇園らしい。知らなかった。八坂神社は庶民的な神社という感じがした。八坂神社を見て、次は平安神宮に行ってみることにした。歩くが疲れてきたのでやはりバスに乗る。バスは混んでいた。平安神宮は実に広々としていた。やはり私は寺よりも神社のほうが好きらしい。偶然、京都府立図書館があって、とりあえず行ってみたが、閉館日だった。全く意図していなかったので、これはしょうがない。

帰りは京都駅前行きのバスに乗るが、これが混んでいた。道も混んでいた。結果的には東山駅まで歩いて、地下鉄を乗り継いで京都まで戻ったほうがよかったか…。ただ、この行程だと、叡電元田中→平安神宮→八坂神社→京都駅、というの賢いルートだったかもしれない。事前に検討すればよかったのだが、これはもう、行き当たりばったりの弊害である。

帰りは新幹線で帰る。京都駅は当然混んでいた。新幹線も軒並み満席だ。