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福井に行くことにした。
東京から寝台急行銀河に乗る。銀河に乗るのは初めて。銀河と言うことで、BGMはフジファブリック「銀河」。満席というアナウンスがあったが、私の区画は下二つが空いていた。他にもいくらか空きがあった。やはり横になって寝られるのは大きい。座席の夜行列車や夜行バスとは違う。寝台列車を再評価する動きが出てもいいように思うのだが、どちらかというと衰退の方向に向かっているのは寂しい。
福井というのは意外と行きにくい場所で、まず乗り換えなしで行く手段が夜行バスくらいしかない。夜行バスは疲れるし、そもそもほとんど満席(トイレなしのバスが空席ありだったがこれはグレードが低くてより疲れるだろう)でパス。福井あたりを周遊するので、周遊きっぷで行くと決め、そうなると新幹線を使うのはばかばかしいので、行きは銀河、帰りは金沢まわりで在来線特急+新幹線も考えたが、こちらも寝台列車に決め、北陸に乗ることにした。
米原で下車する。5時40分到着で、5時25分頃車掌が起こしにきた。私は5時過ぎには起きていた。米原から普通列車を乗り継いで福井に向かう。ついこの間敦賀まで直流化されて、近江塩津行きなどという列車も運行されている。普通列車の運用を考えれば、敦賀で分断するというのが自然な運用だから、この直流化は意味があるものなのだと思う。前のエントリにも書いたが、今回は福井に泊まりたかったのだが、福井のみならず鯖江や武生にも宿がとれず、敦賀に泊まることになっている。後で福井の観光案内所に事情を聞いたら「うたごえ」というイベントがあって、その関係者がもう1年前から予約をとっているらしい。皆に宿がないと言われると言っていた。そういうわけで敦賀のコインロッカーにでも大きい荷物を置いていこうかと思ったのだが、改札外まで出るのがめんどうくさくなって福井で荷物を預けた。敦賀から福井までの普通列車は混むかと思ったが、6両編成と地方にしては長編成で、通勤需要を見込んでいるのだろうが今日は祝日で学校が休みなのでそれほど乗らず、混んでいなかった。
福井からえちぜん鉄道であわら湯のまちまで行く。この区間は京福時代に乗ったことがあるが、えちぜん鉄道になってから乗ったことはない。あわら湯のまちから三国港までは乗ったことがある。客はそこそこいたが新田塚で半分以上降りる。ただ、この時間帯は福井方面に行く需要が大きい。実際、福井行きはけっこう混んでいるようだった。
せっかく芦原温泉まで来たので温泉につかることにする。夜行明けということもある。そういうわけで、セントピアあわらに行く。実はここに来るのは四度目だ。開くのを待っていく形。特にジャグジーっぽい風呂は、悪い意味でにおいが気になる。
バスでJR芦原温泉駅に出る。東尋坊から来たバスだが、客が一人もいなかった。私も周遊きっぷ利用だし。次に来る列車が特急なのでそれに乗る。これも周遊きっぷの恩恵だ。名古屋行きの特急[しらさぎ]。空席がほとんどなく、わずかにあった空席に座る。福井から乗る人も多かった。
福井に戻って近辺を歩く。福井市街地の観光地を整備しているようだが、いかんせん小ぶりだ。敦賀まで特急[雷鳥]に乗って戻る。国鉄っぽい車両だった。少し前に京都まで停まらないという特急が行ったせいか、それほど混んでいなかった。