上信電鉄沿線に行く

三連休、どこにも行かずに終わるのはよくないと思い、日帰りで群馬に行ってきた。

まず東武東上線に乗って川越に行き、川越からJR川越線に乗って的場で下車。的場から高速バスに乗る。的場駅から歩いて十分強、川越的場バスストップに到着。近くに小さな公園があってトイレもあった。トイレは新しく作ったようだ。駅からそれなりに歩くので、大きな荷物があるときや雨が降っているときはたいへんだ。路線バスの停留所も近くにあるが、列車以上に本数が少ないので時間があうかがわからない。

8時42分頃、8時45分発の金沢行きのバスが来る。渋滞による遅れはないようだ。47分頃、私が乗る別所温泉行きのバスが来た。これには私以外にもう二人乗った。いちばん前の通路側の席が指定されていて、本当は私の隣に客がいたようだが、そこには鉛筆で×が書いてあった。隣に客がいて他の席が空いているようだったら席を移ろうと思っていたのだが、そういう状態だったのでそのまま座る。早めに到着しても定時になるまでバスは待つ。

私が乗った川越的場から私が降りる下仁田まで1時間ちょっと。列車で行くことを考えるとかなり速い。上里サービスエリアで15分休憩する。休憩しなければ1時間きるのだが、休憩は休憩であったほうがいい。バスは空いているし(乗客8人くらい)快適であった。下仁田では4人降りた。下仁田から東京に出るにはバスが便利だ。

下仁田でバスで降りてから最寄り駅の南蛇井駅で高崎行きの列車が15分の時間があって、バスが早着すれば間に合うかとも思ったが、定時より数分遅れて到着したし、急ぐわけでもないので次の列車に乗ることにする。道の駅でこんにゃくを買った。折角なのでそこらへんの店には売っていないような比較的高いやつを。ねぎも売っていた。さすが「ねぎとこんにゃく下仁田名産」だ。

高速バスの下仁田バス停があるところは下仁田町馬山で、川を渡って富岡市南蛇井に行く。どちらの集落にも小学校があって、それなりに家や商店も固まっている。南蛇井から上信電鉄に乗って上州富岡に行く。上州富岡駅はいかにも昭和時代の市の玄関口、という感じの駅だった。昼時だったので食事処をさがす。駅前には何もなかったが、大通り沿いに何軒かあった。その中の一軒の店に入る。何を食べるか迷ったときは、メニューのいちばん最初に書いてあるもの、の法則でカツ丼を食べる。卵とじのカツ丼ではなくソースカツ丼だった。かつはやわらかく、ソースも工夫してあっておいしかった。

富岡といえば富岡製糸工場だが、入口まで行って中には入らず。けっこう人がいた。川崎市議会議員の玉井のぶしげという大きな旗を持ったご一行様がいた。後で調べてみると民主党の議員のようだ。何だかなぁ、とは思った。世界遺産にしようとする動きがあるが、このレベルまで世界遺産にすると、日本中が遺産だらけになるのではないか。

富岡からは上信電鉄に乗って高崎に行く。上信電鉄も客がけっこう乗っていて、ローカル私鉄だけど廃止という話があがらないのは、客がそれなりに乗っているからなのだろうな、と感じた。駅数稼ぎと運賃節約で南高崎で下車。高崎まで歩く。高崎からはJR八高線に乗ろうと思っていたのだが、次の八高線が1時間以上先であった。上信電鉄で普通に高崎まで行けば好接続で八高線に乗れたのだが、八高線に乗らなければならないというわけではないので、まあよしとする。結局、高崎線に乗って家に帰った。