マキアヴェリ「君主論」

さすがに2週間読んで完全に理解できるような書物ではないが、読まないことには始まらないのでまず読んでみた。およそ500年前に書かれたものではあるが、現在でも通じることが数多く書かれている。普遍的なことが書かれているからこそ、現在でも読まれているのだと思う。

この書全体に自己と他者との関係についての事例がちりばめられているが、直言すぎて、「マキャヴェリズム」というレッテルを貼ったり、忌避する人がいるのもわかる気がする。

個人的に感銘を受けた一文は「こういうわけで、勝ちたくないと思う人は、せいぜい外国の支援軍を利用するといい。」

君主論 (中公クラシックス)

君主論 (中公クラシックス)