市議会傍聴に行ってきた

選挙のときだけ騒いで普段は何もしないというのも無責任な感じなので、市議会の傍聴に行ってきた。傍聴にいくのは初めてだ。普段平日働いている人でも議会を傍聴できるように、休日に議会を開催する試みを行っており、今回平日に働いている私が行ってみることができた。傍聴者は、午前は20人弱、午後は5人。少ない。傍聴席は100席以上はあって、がら空きだった。午後は始まったときは私一人で、路線バスに乗って客が私一人になることはたまにあるがここで一人というのはどういうものかと思っていたら、遅れて入ってきた人がいて少しほっとした。

細かい点は書かないが(別のところで書くかもしれないが)、やはり会議録を見るのと生で見るのでは全然価値が違う。議員の人となりが見られるという点ではやはり生で見るにはかなわない。特に共産党の議員は、普段の活動では一人一人の個性が伝わりづらいが、実際に質疑を聞くとそれぞれに個性があって、一つに括れないなと思った。個人的には笠原進議員の質疑がよかったと思う。

ただいかんせんかかる時間が長い。午前9時半に始まって、昼休みを挟んでだいたい午後4時半に終わった。みっちりだ。まじめに議論するとなると長い時間がかかるのは当然といえば当然なのだが、気軽に見られるものではない。開かれた議会という言葉があるが、ただ開かれても市民にそれが伝わるには、それなりの形で編集された形にしないといけないと思う。それは市や議会がやるよりも、別の中立な第三者がやったほうがいいとは思うが、そういう機関がないために議会の情報が市民に伝わっていないように感じる。一応、議会には記者席という席が用意されているのだが、午前はそこに座っていた人が二人いたが、午後は誰もいなかった。

一般会計予算に関する質疑がメインであったが、教育、とりわけ学校教育に関する質疑が多かった。私自身は「一応教育大学」を卒業しているので、教職課程はとっていなかったが教育に関する授業も受けていて若干の理解はある。ただ、基本的に日常では学校教育と関係ないところで生きているので、もう少し違う、今の自分に直接に関係してくる分野の質疑も聞きたかったというのが正直なところだ。

議会の風物詩といえば居眠りだが、今日も居眠りしている人がいた。誰が居眠りしていたかは書かないけどな!