副都心線開通の反応

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/saitama/news/20080515-OYT8T00885.htm

舟橋功一川越市長は「都内との利便性向上は、国内だけではなく、韓国、中国など海外からの観光客増加も見込める。新たな住民流入による人口増も期待している」、当麻よし子所沢市長は「利便性が向上するのはもちろん、電車利用者が増えれば、道路の渋滞の解消や温暖化防止にもつながる」とのこと。川越はそもそも埼京線が通じているし、海外の客からすれば、地下鉄から東上線に乗り入れるというわかりづらさが忌避されるのではないかと思う。電車利用者が増えれば云々という意見も、一般論を述べただけという印象を受ける。今まで車で東京に行っていたけど、副都心線ができてそれに乗り入れる電車が走るようになったからこれからは電車に乗ります、という人がどれだけいるのだろうか。

結局、市長たちはムードだけで意見を述べているだけという気がする。不動産鑑定士の「鉄道新設ではないので、影響は限定的だろう」という意見が正解を語っているように思う。私自身、副都心線開業の効果は、並行する山手線や埼京線の混雑緩和が大きいと考えていて、埼玉から都内への利便性が向上されることにはあまり期待していない。選択肢が増えるという点では歓迎だが、それだけのことである。