2008年05月一覧

都道府県別最後に閣僚を輩出した時期まとめ

埼玉県の自民党国会議員が知名度が低い、と書いたが、その理由として閣僚になっていないからではないかと思い、都道府県別に最後に閣僚を輩出した時期をまとめてみた。なお、自民党以外に所属していて、自民党議員よりも遅く(または同時)に閣僚になった人物も別にまとめた。年月は就任した年月をしめす。なお、あくまでもその都道府県の選挙区から選出された議員が記してある。比例区から選出された議員は外してある。突貫で作ったので間違いはあるかもしれない。

都道府県 自民党 自民党以外
北海道 町村信孝(福田内閣;2007年9月)
青森県 大島理森(第1次小泉改造内閣;2002年9月)
岩手県 鈴木俊一(第1次小泉改造内閣;2002年9月)
宮城県 三塚博(第2次橋本改造内閣;1997年9月)
秋田県 野呂田芳成(小渕改造内閣;1999年1月)
山形県 遠藤武彦(安倍改造内閣;2007年8月)
福島県 渡部恒三(宮沢改造内閣;1991年11月)
茨城県 額賀福志郎(福田内閣;2007年9月)
栃木県 渡辺喜美(福田内閣;2007年9月)
群馬県 福田康夫(福田内閣;2007年9月)
埼玉県 松永光(第2次橋本改造内閣;1998年1月)
千葉県 臼井日出男(第1次森内閣;2000年4月)
東京都 鴨下一郎(福田内閣;2007年9月)
神奈川県 甘利明(福田内閣;2007年9月)
新潟県 吉川芳男(第2次森内閣;2000年7月)
富山県 長勢甚遠(安倍内閣;2006年9月)
石川県 沓掛哲男(第3次小泉改造内閣;2005年10月)
福井県 牧野隆守(第1次森内閣;2000年4月)
山梨県 堀内光雄(第2次橋本改造内閣;1997年9月)
長野県 若林正俊(福田内閣;2007年9月)
岐阜県 松田岩夫(第3次小泉改造内閣;2005年10月)
静岡県 上川陽子(福田内閣;2007年9月)
愛知県 杉浦正健(第3次小泉改造内閣;2005年10月)
三重県 川崎二郎(第3次小泉改造内閣;2005年10月)
滋賀県 岩永峯一(第3次小泉内閣;2005年9月)
京都府 伊吹文明(安倍改造内閣;2007年8月)
大阪府 中馬弘毅(第3次小泉改造内閣;2005年10月) 北側一雄(公明党/第3次小泉改造内閣;2005年10月)
兵庫県 渡海紀三朗(福田内閣;2007年9月) 冬柴鉄三(公明党/福田内閣;2007年9月)
奈良県 高市早苗(安倍内閣;2006年9月)
和歌山県 二階俊博(第3次小泉改造内閣;2005年10月)
鳥取県 石破茂(福田内閣;2007年9月)
島根県 細田博之(第3次小泉内閣;2005年9月)
岡山県 村田吉隆(第3次小泉内閣;2005年9月)
広島県 岸田文雄(福田内閣;2007年9月)
山口県 高村正彦(福田内閣;2007年9月)
徳島県 後藤田正晴(宮沢改造内閣;1992年12月)
香川県 大野功統(第3次小泉内閣;2005年9月)
愛媛県 塩崎恭久(安倍内閣;2006年9月)
高知県 山本有二(福田内閣;2007年9月)
福岡県 鳩山邦夫(福田内閣;2007年9月)
佐賀県 保利耕輔(第1次森内閣;2000年4月)
長崎県 久間章生(安倍内閣;2006年9月)
熊本県 松岡利勝(安倍内閣;2006年9月)
大分県 衛藤征士郎(村山改造内閣;1995年8月) 村山富市(日本社会党/村山改造内閣;1995年8月)
宮崎県 中山成彬(第3次小泉内閣;2005年9月)
鹿児島県 保岡興治(第2次森内閣;2000年7月)
沖縄県 上原康助(日本社会党/細川内閣;1993年8月)

埼玉県は10年間閣僚を輩出していないことになる。現役国会議員は一人も閣僚を経験していない。あと、東北がなかなか閣僚を輩出できない。したとしてもすぐ辞めている。比較的民主党が強いところではあるが。


自民党の埼玉県議全員が麻生太郎氏を支持する後援会に参加

http://www.asahi.com/politics/update/0515/TKY200805150275.html

埼玉に後援会を作った元衆議院議員は前の参院選で惨敗したけど、埼玉県選出の自民党衆議院議員は当選回数が多くても4回、参議院議員も6年務めている人はいない。要するに大物と呼べる人がいない。県議のほうがキャリアが長かったりするわけで、地元の国会議員の影響力がよそに比べると低いのではないかと思う。そういう県は草刈り場になりやすいということか。

埼玉県選出の自民党国会議員で全国的に知名度が高いと言える人が一人もいないのがなんとも。


家畜が排出するげっぷに含まれるメタンガスを抑える共同研究

http://www.asahi.com/politics/update/0514/TKY200805140283.html

日本とニュージーランドで家畜が排出するげっぷに含まれるメタンガスを抑える共同研究をすすめるらしい。ニュージーランドは羊が多く、羊のげっぷが国全体の温室効果ガスの排出総量の半分を占めるらしい。昔、「進め!電波少年」で松村邦洋が地球温暖化を防ぐという目的で牛の口につけたホースを使って牛のげっぷを吸う、ということをやっていたのを思い出した。ここは一つ、現環境大臣と、環境問題に詳しい寿司マダムと、マダムと一緒に未来の総理候補と持ち上げられたいつかの党代表の、旧日本新党トリオで「ギ・げっぷ吸い込み隊」を結成して、ニュージーランドで羊のげっぷを吸い込めばいいのではないかな。

大臣=バンダナ、マダム=パーマネント、元代表=ジューサーミキサー。

個人的には自動車の排気ガスのほうが有害だと思うんだけどね。家畜のげっぷを吸ったら奇行だけど、自動車の排気ガスを吸ったら自殺だからね。


横田好太郎「キヤノンとカネボウ」

カネボウを辞めてキヤノンに入社した人が書いた本。キヤノン在職中ということで、予想どおりキヤノンの悪いところはほとんど書かれていない。朝、下丸子駅からキヤノン本社までが混雑することと、長時間労働をしていること(もっともこの件については著者は問題ととらえていないようだが)くらいか。キヤノンについてはまるで会社の宣伝をしているようである。カネボウの昔の話は興味深く読めたので、一冊カネボウのことを書いたほうがよかったと思う。あと、言うなれば普通のサラリーマンが書いた本なので、筆力を期待してはいけない。

キヤノンとカネボウ (新潮新書)

キヤノンとカネボウ (新潮新書)


湿布を貼ってじじくさい

最近寒いからか、昨日朝起きたら腰が痛くて歩くのもたいへんだった。湿布を買ってきて貼ってみる。湿布を貼るということは滅多にない。湿布を貼っていると背中が出ているような感覚になる。腰が痛い痛いと言って湿布を貼るのはなんだかじじくさい。

じじくさいので時事問題について書きます。

  • 船場吉兆の食べ残しの使い回しはけしからん
  • 後期高齢者医療制度は廃止しろ
  • 中国はチベットを解放すべきだ

なんだか、世相を斬るみたいなこと自体がじじくさいように思った。


たいらやのレジ袋不用スタンプカードの価値が下がる

以前、レジ袋をもらわずスタンプをもらうということを書いたが、以前は1回で5円分だったのだが、1回2.5円分になった。1回で5円分だと利益に影響がでたのだろうか。環境よりも利益を優先、って私企業なら当たり前だろうが、それならあまりエコエコエコエコ言わないでほしいものだ。

マイバッグもいいけど、イオンのマイバッグは真ん中に堂々とイオンのマークがついていて、あれでは他の店に持っていけないではないか。えげつない。星野レポート、えげつない。レジ袋も無地にすればいろいろな店で使い回せるのに、店のマークを入れているのはある種の広告効果を狙っているのか、結局環境よりも利益を優先、って私企業なら当たり前だろうが、それならあまりエコエコエコエコ言わないでほしいものだ。

とにかく、環境問題をイメージ戦略に利用している点が気になる。


”ミャンマー”国民投票で賛成に印ある用紙配布という指摘

http://www.asahi.com/international/update/0511/TKY200805110114.html

”ミャンマー”の国民投票で反政府系誌が賛成に印ある用紙配布していたという指摘をしている。これはひどいと言いたいところだが、日本の最高裁判所裁判官国民審査は印をつけなければ信任したことになり、印がついていない用紙を配られる。実は勝るとも劣らないひどさではないか。

朝日新聞は「ミャンマー(ビルマ)」と書いてあるが、かの国のことを「ミャンマー」と呼ぶか、「ビルマ」と呼ぶかは一つの問題である。もともと、軍事政権が英語国名を「Union of Burma」から「Union of Myanmar」に変えたことで、日本でも「ビルマ」ではなく「ミャンマー」と呼ぶようになったわけだが、”Burma”は「バーマ」と発音するわけで、「ビルマ」は日本独自の呼び方である。Chinaを「中国」、United Kingdomを「イギリス」と呼んでいる国が、軍事政権が英語国名を「Union of Burma」から「Union of Myanmar」に変えるぞ、と言ったのを受けて、「ビルマ」から「ミャンマー」に変えることもないと思うのだが。私は軍事政権が強権的であるとは思うが(ネピドーへの首都移転など)、その正当性を100%否定することはできないとは思う。ただ、国名については「ビルマ」と呼ぶのが適当ではないかと思っている。


月刊「潮」2008年6月号の中吊り広告

よく電車の中でみかける「潮」の中吊り広告に、「問われる福田政権の政治手腕と民主党の責任」の文字が。公明党はガソリン暫定税率にせよ、後期高齢者医療制度にせよ、自民党の言うことをきいているだけだから責任は問われないね。

あと、三国志の特集で「井波津子」という名前が載っていたが、やはり「井波律子」の誤植だったようだ。三国志を知っている人であれば井波律子さんのことを知っている人も多いだろうが、一般的な知名度はあまり高くないから気づく人も少ないかな。



徴農制度

近年の日本では、政治家や実業家(稲田朋美、東国原英夫、水野正人・ミズノ社長など)が「ニートを徴農制で叩き直す」と言ったプランを主張する事例が見られるようになっているが、

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BE%B4%E8%BE%B2%E5%88%B6%E5%BA%A6

ところで、稲田朋美とか東国原英夫は農業に従事したことがあるのだろうか。私は子供の頃には農作業を手伝わされたこともあったり、農業に従事している人から話を聞いたこともあって、ごく一部ながら農業に触れたことがあるのだが、実際のところ、「ニートを徴農制で叩き直す」という目的を達するためには、農家の人が意欲のない人を働かせるのか、鬼軍曹のような指導者をつけて働かせるのか、よくはわからないが実現するのは難しいのではないかと思う。ノリというか思いつきで発言しているようにしか思えない。そういう発言群を信用していいものかどうか。

基本的に徴農制度は農業を知らない都市の人の発想だと思うのだが、どうだろう。

徴農制度で思い出すのは中国の文化大革命だ。