冨原亮道議がサミット反対のデモ行進に憤る

http://www.tomihara-akira.mobi/wp/?p=73

冨原亮道議について私は存じ上げないのだが、この記事についてははてなブックマークで知った。右から左まで全ての活動家を敵に回すような文章だな。

要するに、タクシーに乗っていたらデモ行進が原因の渋滞に巻き込まれたので、頭にきて書いたのだろうと思うけど、「民衆は大人しくしていろ、主張するな」と言わんばかりだ。目立つことをやるのは目的ではなく手段なわけで、それをはき違えて解釈しているため、「暴走族」とか「学校祭や学園祭のパレード」とか「よさこい」とか、そういう単語が出てくる素敵な文章になっている。最後に「若人諸君間違えないでください。選挙遊説や街頭演説は別物ですから。」と書いてあるのは、「あなたの政治活動も同類だろう」というつっこみの対策なのだろうが、閑静な住宅地に選挙カーが入り込んで名前+αを大音量で連呼する選挙活動はデモ行進以下の行動と考えることもできる。だいたい「別物」とする意味も根拠も書いてない。デモ行進は自分の主義主張を荒っぽいながらも訴えていく行動だけど、選挙遊説や街頭演説は地位を保つための就職活動の一環ですよ、という意味で「別物」と書いたのかな。

忙しい中、時間もかけず書いた文章を相手に激しく批判する気もなれないが、そういう文章だからこそ普段思っている心の奥の本音が出ていると考えることができるのかもしれない。私みたいに名誉も地位もない人間でもそれなりに考えて文章を公開しているが、公職についている人はそれ以上に考えて公開すべきだろう。