マイクロソフトが外来語カタカナ表記のルールを変更

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http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0807/25/news090.html

「コンピュータ」→「コンピューター」、「プリンタ」→「プリンター」など、末尾に付ける長音符号のルールの変更するとのこと。本業にかなり関係のある内容だが、私としては正直なところ違和感を感じる。今までJIS規格のガイドラインを採用していたのを、内閣告示に従った表記にしたというが、内閣告示の外来語の表記には以下のように書いてある。

英語の語末の‐er,‐or,‐arなどに当たるものは,原則としてア列の長音とし長音符号「ー」を用いて書き表す。ただし,慣用に応じて「ー」を省くことができる。

http://www.bunka.go.jp/kokugo/main.asp?fl=show&id=1000003802&clc=1000000068&cmc=1000003933&cli=1000001613&cmi=1000004643

慣用に応じて省けるのだから、別に「コンピュータ」でもいいのでは?と思ってしまう。一例としてスリッパ(slipper)が挙げられている。内閣告示に完全準拠するのであれば「スリッパー」だが、まず「スリッパ」と呼ぶだろう。

業界的には外に出す文書は長音をつけて、内部的は文書は長音をつけない、というように書き分けるようになるのだろうか。それだったら、長音をつけるに統一したほうが楽かもしれないが。