日教組と学力の関係に関する産経新聞の記事

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http://sankei.jp.msn.com/life/education/081008/edc0810080731000-n1.htm

朝日新聞の「「日教組強いと学力低い」中山説、調べてみれば相関なし」のアンサー記事なのか、産経新聞が一定の関係がうかがえる、という内容の記事を出してきた。根拠は2004年、2007年の参院選の「日教組票」の合計数。目の付けどころが産経だね。

そもそも、ベスト10とワースト10で区切っているあたりに意図を感じる。この総合点というのは小学国語算数、中学国語数学の合計800点が満点であるはずだが、42位の福岡県と7位の山形県の差は30点以内に収まっている。これって、そんなに変わらないと言えるのではないだろうか。記事には「組合王国」と書かれていて成績も低い北海道であるが、私が北海道で育ってきた感覚から言うと、単に学習時間が短いからだと思う。今はどうかわからないけど。

この学力テストは去年から始めたばかりで、今年の成績の順位はがらりと入れ替わる可能性がある。一回やったくらいで、関係があるとか関係がないとか言うのは早計であろう。

個人的にはこんなテストの点数で一喜一憂しているのがばかばかしく思う。学力テストの結果をよくすることが教育、ではないだろう。結果を公表するとかしないとか騒いでいるが、もっと他にやることがあるようにも思う。