「地球のためにエコ」という驕慢

「地球のためにエコ」という言葉がよく使われているが、これは人間が地球をコントロールしているという思い上がりから生まれた言葉ではないか。例えば、地球温暖化にしても、恐竜が生きていた頃は今よりも地球の温度が高かったと言われている。それくらい気温が上がったとしても、地球は普通に存在できていたわけだ。地球温暖化で困るのは人間である。だから、「地球のためにエコ」ではなく、「人間のためにエコ」だろう。人間のためにとなると、なんとなくエゴをを感じるからか地球のためにとしているのか。人間以外のためだとすれば、人間以外の動物は地球温暖化で困る種もあるだろうし、そのためと言うのであればわからなくもないが、それ以前に人間は開発によって人間以外の動物を駆逐するような行動をとっている。

個人でそう思ってそれを実践している分にはとやかく言わないが、行政や企業がそれを提唱しているとき、その裏にあることや、逆に悪影響になっている可能性があることを考える必要があるように思う。