高田純次「適当論」

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著者:高田純次、と書かれているが、高田純次が書いた本、というわけではない。和田秀樹という精神科医がからんでくるのだが、どうもしっくりこない。第2章の高田純次語録を和田秀樹が分析する、などは、無理矢理講釈をたれている感じがして、読んでいてつらくなる。やはりいちばん面白かったのは、第4章の高田純次独白か。全部第4章だったら面白い本だった、と言えるのだけれども。

この本自体が、いい加減というような意味の「適当」という言葉が当てはまるのだけれども、高田純次本人は根っから「適当」なわけではない、というのは再認識した。いずれにしても、一流のエンターテイナーであることは確かだ。

適当論 [ソフトバンク新書]

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