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http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090202-OYT1T00853.htm
農林水産業の求人情報が1900件あったのに対し、就業に結びついたのが151人だったという話。読売新聞は「きついから?」という見出しをつけて、自民党議員は「給料が少なく仕事はきつい。待遇を改善しなければ誰も働きたがらない」と言っているらしいが、読売新聞の記者とか自民党議員は農業のことをわかっているのだろうか。印象論だけで語っていないだろうか。それが農林水産業から人を遠ざけることになってはいないか。
だいぶ前に親戚同士で集まったときに、「百姓は天気が悪いときも畑の様子を見に行かなければならないからたいへんだ」というような話になった後で、「東京で働くサラリーマンは毎日通勤電車に乗らなければならないからたいへんだ」というような話になった。基本的には、どんな仕事でも働くというのはたいへんなことなのだと思う。
当然、仕事には向き不向きがあって、製造業で仕事がないから、農林水産業に人を並行移動、というような単純な話にはならない。ただ、就業を体験する機会はどんどん設けるべきだとは思う。これは人不足な業界に共通して言えることなのだけど。