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今日から6日間、沖縄に行く。メインは今回初訪問の八重山地方。日本国内では、関東からいちばん遠い地方に足を踏み入れる。
いきなり、最遠の地、与那国へと行く。これは私の持論なのだが、まずいちばん行きたい場所、行くのに困難な場所に行ってしまう、という旅程の組み方をすべきだと思う。何らかのアクシデントで旅が中止になった場合のことを考えて。おいしいものは最初に食べてしまう。行きやすい場所は再訪の機会も多いだろうが、行きにくい場所はこの機を逃すともう行けないかもしれない。そう考えると、まず与那国は定石である。
与那国は一応、時刻表上では東京から日帰りで行くこともできるが、まあ日帰りで行く人はいないだろう。まず、那覇まで飛ぶ。空港はいつもより空いていたが、乗り継ぎの都合でいつもより遅い時間帯だったので単純比較はできないか。那覇行きの飛行機は満席。不景気だから沖縄を訪れる人が少ないらしいが、今日はさすがに混むか。那覇から乗り継いで与那国まで行く。割引の都合で、東京-那覇よりも、那覇-与那国のほうが運賃が高い。もっとも、那覇から与那国までプロペラ機とはいえ1時間半かかるから近くはない。離島便らしくバスで乗り場まで行くことになる。バス1台に乗った人が乗客全員だった。これならバスで与那国まで行ってしまえばいいくらいだ。無理無理。座席数は39ということで、私が今まで乗った飛行機の中では最も小さいものだ。7割くらいの搭乗率だった。私の隣は空いていた。
今日泊まる宿が空港まで迎えにきてくれるというのを断って、路線バスに乗って空港から最西端の集落の久部良に行く。最西端観光という事業者が路線バスを運行しているという情報が本に書いてあった。やはり、路線バスがあるのであれば一回は乗ってみたい。実際は路線バスというよりはワンボックスカーだったのだが、これは別エントリに詳しく書いた。せっかくここまで来たのでまずは日本最西端の地に行ってみる。まばらに数人の人がいた。19時半になってもまだ明るい。日本最後に見える夕日というのも売りなのだが、雲がかかっていて夕日ははっきり見えなかった。