Views: 19
ブータンに住んでいた経験がある著者がブータンについて記した本。好意的であるが客観性を持った視線でブータンについて書かれている。日本とブータンではかなりの違いがあるが、どちらがいい、悪いではなくて、自国民の特性にあった道を選べばいいのではないかと思う。特に宗教的なバックボーンが大きく違う。ただ、道路建設などの国土開発について書かれた件では、日本とブータンで持っているものが違うということもあるが、ブータンのほうが合理的であり、日本のほうが無駄なことをしているのではないか、と考えさせられた。
- 作者: 今枝由郎
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2008/03/19
- メディア: 新書
- 購入: 4人 クリック: 65回
- この商品を含むブログ (18件) を見る