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http://www.asahi.com/politics/update/0928/TKY200909280203.html
前々から言われていたとおり、自民党新総裁に谷垣禎一氏が選出された。自サイトに詳細をまとめてみた。
http://politics.free-active.com/note/index.php?%BC%AB%CC%B1%C5%DE%C1%ED%BA%DB%C1%AA%2F2009%C7%AF
議員票では谷垣氏が過半数を確保。次いで西村氏、河野氏となった。党員票でも谷垣氏が過半数を確保した。河野氏は一定の得票は得たが、谷垣氏には及ばず。宮城、神奈川、和歌山の三県でのみ谷垣氏に優っている。西村氏は地元の兵庫、石川、宮崎では30%前後の得票を得ているが、総合では10%に満たない得票となった。
河野氏は一定の支持は得たが、やはり急進的な路線を懸念する声が大きく、安定感のある谷垣氏が選ばれたということだろう。ただ、「公家集団」とも揶揄される宏池会そのままのイメージで、無難な党運営に終始するするのではないかという懸念がある。河野氏については、けっこう過激にある有力者を批判しているので、党内には「河野許すまじ」と思っている人もいるだろう。そうなると、次のシナリオとしては「河野新党」か。祖父の河野一郎は新党結成を企図したものの説得され断念し、父の河野洋平は新自由クラブを結成するも結局自民党に出戻っている。谷垣氏の優勢はわかっていたことなので、当然その次のことは考えているとは思うが、与党も巻き込んだ小政界再編の始まり、というのは考え過ぎか。
もっとも、一致団結の旗印を名目に、そのままなんとなくみんなでやっていくのかもしれない。
自民党総裁選そのものの感想といえば、期間がちょっと長すぎるのではないか。まだ投票日になっていないのか、と思ってしまった。この前も、総裁選を行うことで世間の注目を自民党を向けるようにしたものの、後半は麻生楽勝の観測が流れてだれてしまった。党の規則で期間が決まっているのだろうが、もう少し期間を短縮すべきかと思う。全体的なスピードのなさが自民党の命取りになる可能性がある。