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今回の三連休は紀伊半島に行くことにした。紀伊半島は今まで何回か行っているが、今回は三日間ずっと紀伊半島である。これほど時間をかけてまわるのは初めてである。
横浜から三重交通の夜行バスに乗る。さすがに混んでいた。買うのが少し遅れたのでいちばん後ろの四列シート部になってしまった。しかし、C席で通路に足を投げ出せるというメリットがあり、いい部分あり、悪い部分あり、といったところである。足柄サービスエリアに着くまではほぼ起きていたが、それ以降はほぼ眠っていた。
夜行バスを尾鷲市で降りる。夜行バスの降り場から追わせ駅まで歩いて、尾鷲駅で今回の旅で使う関西空港行きの乗車券を買う。時間があったので少し街を歩いてみる。近くに大きな街がないということもあり、けっこう店が多いという印象を受けた。観光的には熊野古道をやけに押していた。熊野古道というと和歌山県というイメージなのだが、三重県も巻き返しをしているのだろう。尾鷲市には熊野古道センターという施設があるが、私はあまり興味もなく、朝早くて営業時間外なのでスルーする。
尾鷲駅から新宮行きの列車に乗る。通学時間帯ということからか4両編成だった。大泊で降りて、鬼ヶ城まで歩く。波で削られた岩の上を歩けるようになっていて、なかなか見応えがある名勝である。去年の台風の影響で途中まで行けないのが残念だった。近くのバス停からバスに乗って熊野市駅に行こうと思ったが、思ったよりも時間が余ったので、人間と車が一方通行になるトンネルをくぐって、歩いて熊野市駅に行った。
熊野市から新宮に移動する。新宮では浮島の森に行く。前回新宮に行ったときは、営業時間が終了して入れなかったのだ。今回、満を持していくことになる。宮脇俊三さんの本に島が浮いている様子がわかるというようなことが書いてあって楽しみにしていたのだが、全面的に遊歩道が整備されていて、島に足を直接踏み入れられないようになっていた。島の保全のためにそういうようにしたのだろうか。私としてはがっかり名所になってしまっていた。
新宮で昼ご飯でも食べようと思っていたのだが、めぼしい店が見あたらず、先送りして、先に進む。那智駅まで行ってバスに乗り那智の滝に行く。このバスは紀伊勝浦駅始発なのだが、既に立つ客がいるほどに混んでいた。私も当然立って乗る。立っていた子供が「早く着いて」とか言っていた。途中の大門坂で降りる人が多かった。昔ながらな坂があるようだが、上ろうとするとけっこうたいへんなではないだろうか。さっきの子供も降りていったけど。
私はまず那智の滝に行った。バスを降りると、なんか神域の漂う力を感じた。今時の言葉で言うとパワースポットとなるか。滝も見たが、滝そのものというよりも、そこに漂う雰囲気に感じ入った。
その後、近くの食堂でそばを食べた。その後、熊野那智大社等を参拝したが、その頃にはなんか暑くなってきて、雰囲気は二の次になってしまった。
那智山から紀伊勝浦駅までバスで戻る。このバスも混んでいた。本当は那智は午前中に行こうと思って、今日は新宮に泊まって翌日行くつもりだったのだが、新宮のホテルがいっぱいで、今日那智に行ったのだ。
その後、紀伊勝浦で足湯に入って、串本に移動して潮岬に行って終わりです。けっこう盛りだくさんだったな。