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http://www.asahi.com/politics/update/0602/TKY201006020114.html
鳩山首相が辞任を表明。あわせて小沢幹事長も辞任と。
個人的に、問題は大きく挙げれば二点あったと思う。一つは、鳩山首相の言葉が軽かったこと。コロコロ話が変わるのでは、国民としては信頼できない。もう一つは、人事の問題。初めての民主党を中心とした組閣で、いきなりベストな布陣をとるというのは難しい。柔軟に内閣改造をしながらベストな布陣を作り上げたほうがよかったと思う。しかし、実際は健康問題という名目で藤井財務相を変えただけ。問題となる閣僚は何人かいたが、そのままの形で9ヶ月間引っ張ってきてしまった。ここに来て最低でも内閣改造は不可欠な状態となったが、ここで内閣改造をしたら、自分だけは居座って…、という批判は免れない。そういう意味でも潮時だったのではないか。
この辞任が遅すぎたという意見については、批判するための批判であろう。普天間移設問題の解決期限とした5月末の前に辞めるのはおかしいだろう。この時期での辞任は妥当かと思う。
また解散総選挙を求める声もあるが、去年やったばかりだろう、と。野党も解散総選挙を求めていくというが、現職をそのまま出せばいい民主党と違って、自民党なんかはまだ次期衆院選の候補者空白区が多数ある。野党同士の選挙協力をどうするか、選挙協力しないのかも煮詰まっていない状態で総選挙をして困るのは野党のほうだろう。そういう意味でも、戦略的な衆参ダブル選の可能性もゼロではないが、そこまで冒険はしないのではないか。
次期首相は菅副総理が有力視されているが、どうだろうか。私としては使い古しというか、あまり魅力を感じないのではあるが。本人の意欲はあるようだが。ただ、次の首相は菅さんのような「非自民」が絶対条件だと思う。1955年の鳩山一郎内閣から始まって、非自民政権の細川、羽田も自民党出身、次の村山も自民党との連立内閣、その後自民党の首相が続いて、鳩山由紀夫首相も自民党の出身。自民党の系譜は鳩山で始まって鳩山でひとまず終わり、としたい。