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「さかなクン」が山梨県の西湖で、かつて秋田県の田沢湖にだけ生息して、玉川温泉の酸性の水を湖に入れたため絶滅したというクニマスを発見したという話。ここまではまあいい話なのだが、これを受けて秋田県知事は「必ずしも田沢湖でなくても、秋田で生息できないか、県水産振興センターに勉強するよう即座に指示した」と言い、田沢湖がある仙北市の市長は「中和施設の能力向上や、酸性に強いクニマス養殖などのアイデアもある」と言い、どうも、とにかく自分のところにクニマスを持ってこようという、醜悪な発想を持っているようにしか思えないこの状況で、クニマスを秋田県に移してなるものか、とすら思えてくる。基本的には、人間のエゴで田沢湖のクニマスを絶滅に追いやったことを反省した上で今後どうするか考えるべきで、見つかったからと言って手放しで喜んでいいものかと思う。