第23回参議院議員選挙結果雑感

参院選が終わった。獲得議席は自民65、民主17、公明11、みんな8、維新8、共産8、社民1、社大1、無所属2、という結果。

民主党の17議席だが、私は早い段階から民主党は10議席台だと思っていたので、これは予想範囲内。10台でも後半だからまだよかったと言えるのではないか。もし、他の野党が本気で民主党をつぶしにきていたら、茨城は民主<みんな+維新、千葉は民主<みんな+維新、新潟は民主<生活+社民、福岡は民主<維新+みんな、で、他党が選挙協力していれば、単純計算すると4議席減っていたことになる。(北海道は民主<大地+みんな、広島は民主<維新+生活だが、この組み合わせでの協力は考えにくいので除外。)

ただ、民主党も東京選挙区で一本化に失敗して議席を落としている。あれも、都議選の結果をシミュレーションしておいて、結果が出てすぐにプランを実行するくらいのことをしなければならないのに、公示日二日前で一本化を図ろうとしても駄目に決まっている。基本的に策を練るべき野党がうまくいかずに結果を伸ばせず、王道の選挙をすればいい自民党、公明党や、これしかやりようがない共産党が結果を出した感じだ。

社民党は得票率2%は超えて政党要件を失う危機は脱したが、やはりじり貧は否めない。生活の党は一部選挙区は善戦したが議席0で、いよいよ命脈が尽きるかなという感じ。新党大地はなんと鈴木宗男という代表と同じ名前のおっさん(社長ではあるが)が比例でいちばん票を取るという話題を振りまいたが、やはり比例北海道で議席を取るのが関の山か。みどりの風も一部選挙区では善戦したが、基本的には惨敗。「みどり」という名前がついた政党は選挙で結果を出せないという傾向があると思う。(憲法みどり農の連帯とか、みどりの会議とか)