猪瀬直樹東京都知事が辞任の意向

http://www.asahi.com/articles/ASF0TKY201312180519.html

徳州会グループから金を受け取ったことで批判が集まっていた猪瀬直樹東京都知事が辞任するとのことである。

1年前の東京都都知事選では圧倒的な得票を得て当選した猪瀬知事であるが、東京オリンピック招致という功績はあったものの、任期半ばで辞職することになってしまった。政治家としての経験の浅さや器量の無さ、更には地盤の無さや人気の無さなどで、逆風が吹くとそれに耐えられない知事であったことは確かである。ただ、徳州会グループの件については何より当事者の徳田毅衆議院議員が自民党を離党をしたものの議員辞職はしておらず、他にも与野党の国会議員などが金を受け取っているわけで、今回猪瀬知事がスケープゴートにされた感を強く感じた。

あと、付記しておくと、もともと猪瀬知事と「自民党都連のドン」内田茂都議の仲が悪いとされていたが、最近では東京オリンピックの大会組織委員長の座を森喜朗元首相と争うことになって、実力者を敵に回しやすい体質(かと言って本人がタフという訳でもない)なんだな、とは思った。

次期都知事を巡ってはいろいろな名前が挙がっているが、これについてはもう少し話が進んでから書くとするか。なお、東京都知事選の投票日は来年2月初旬の線が濃厚とのことである。