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埼玉県にまつわる知識を競う「第2回埼玉クイズ王決定戦」(同実行委員会主催)決勝戦が16日、さいたま市中央区のさいたまスーパーアリーナで開かれ、県職員らで構成する「SKT48」が予選から参加した334チーム、1002人の頂点に立った。
大会は3人一組のチームで挑戦。この日は県内3地区で行われた予選を勝ち抜いた9チームのうち、前回大会優勝の「チームクロちゃん」が14日に降った雪の影響でメンバーがそろわず棄権するアクシデントの中スタート。予選ラウンドを経て残った3チームが10問先取の早押し形式クイズに挑んだ。
(中略)
表彰式で上田清司知事は県職員らの優勝に「出来過ぎじゃないかと心配しています」と複雑な表情を見せながら、「県職員が埼玉のことをよく知っているのは事実。皆さんも埼玉県の大ファンになってください」と呼び掛けた。
前回大会優勝の「チームクロちゃん」は、秩父市役所の職員のチームのようで、今日でもなお秩父市は大雪で市民生活に影響が出ているレベルである。市職員がクイズ大会に参加している場合ではないだろう。
更に、秩父市が埼玉県に要請した自衛隊派遣を一旦断ったことも取りざたされている。
自衛隊派遣を再三埼玉県へ要請しましたが、断られました。県からは、緊急の場合はヘリ輸送で対応し、国・県道の除雪は埼玉県土整備事務所で行うとの回答でした。
市長がブログでこういうことを公にして広まっていくというのもすごい時代だと思うが、こうなると「埼玉県は何やっているんだ」という声が出るのは必然である。
県の対応はともかく、私としては、参加できないチームがあったくらいの未曾有の雪害の中でクイズ大会が行われたにも関わらず、そのことは曖昧にし「いいニュース」として記事を出してきた埼玉新聞と、この記事を読んだ読者の大半が抱いた「なんでこんなことやっているの?」という意識のずれに問題があると思う。読者の意識にあわせればもっと違った切り口になった記事だと思うのだが、そこを事なかれ的に報じてしまうのはいかがなものかと思うだ。県紙のレベルの低さが県のレベルの低さにつながっていく。