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毎年のことであるが、ゴールデンウィーク中、山の事故が多発した。山で事故が起きると救助しなければならないわけで、金銭的な費用はもちろん、人的リソースもそこに費やさなければいけなくなる。
山に登るときには入山届を出すことになっているので全く管理されていないわけではない。ただ、ここまで山の事故が相次ぐとなるともう一歩踏み込んで登山免許証みたいな制度が必要になってくるのではないか。雪山、もしくは一定の標高があって山中で泊まるような登山はその免許証が必要になってくる、と。遭難するような事故を起こしたら免停。免許取得には登山の基本的知識が必須となれば啓蒙にもつながるだろう。免許がない人でもそれほど標高が高くなくて雪がないような山であれば登れる。
2012年の山岳遭難件数は1988件、遭難者数は2465人。うち死者、行方不明者数は284人である。そのうちで広義の登山者の割合は約7割となっている。(「平成24年中における山岳遭難の概況」より。)