北陸+αの旅 3日目

今日はまず特急バスに乗って輪島へと行く。輪島行きのバスはなから混んでいた。金沢市内や内灘で降りる人も多いが、大半が輪島まで乗り通した。

輪島では朝市を見たり、輪島塗会館に行ったりした。輪島塗は工程が多岐にわたり芸術作品と呼ぶべきものだというのはわかったが、それだけあって、小ぶりなお重が数十万円もする。本物の価値がわからない人には手が出せない。手鏡であれば一万円くらいだったので、使う人にはいいだろうが。あと、初めて輪島に来たときにご飯を食べた店で、しいる貝鍋も含まれたのと定食を食べた。輪島は観光客などで賑わっていた。不便なところであるが、客が来る場所には来るのだな、と。

輪島から門前までバスで行く。このバスはやたらと小さかったが、乗客は4人だった。門前に来たのは11年ぶりだが、そのときは路線バスの旅で總持寺に行くことなく去ってしまったので、その借りを返すということで、總持寺を拝観することにした。能登地震の影響で工事中にはなっている。10年以上続いているというからかなりの被害だったということだ。

門前からバスで穴水に抜けてのと鉄道に乗る。本来、今日は七尾に宿泊する予定であった。しかしながら台風5号が接近しており、金沢の天気予報を見ると、七尾線が止まって七尾に閉じ込められる懸念がある。金沢自体が混乱しそうなので、今日中に北陸を抜けてしまうことにした。そういうわけで、七尾線特急、新幹線と乗り継いで、家には帰らず、高崎に泊。まあ、高崎に泊まるくらいなら家に帰ってしまってもよかったのだが、明日の旅程もあり、また雨の中高崎まで出てくるのも面倒なので。そういうわけで、北陸の旅は想定より早く終わってしまった。新幹線は自由席に乗ったが、金沢の時点ではがら空きだったが、長野でわんさか乗ってきて一気に満席になった。