台湾雑感

昨日まで台湾に行ってきた。その雑感を書く。

まずは電車の中の話。日本の電車はスマホをいじっている人が多いが、台湾もそれは変わらないな、という印象。そしてスマホゲームをしている人も多い。椅子はプラスチックだが、地下鉄であればそれでいいような気がする。エスカレーターは歩いて上がる人がけっこういる。日本みたいに歩いてはいけない、というようなことを言っていない、と思う。またホームには次に電車が来る時間が5秒単位でカウントダウンの表示がある。日本だと次に来る電車が時刻表を見ないとわからないケースが多いので、個人的にはありがたい。

次は車の話。そもそも車が走る方向が日本と違うので戸惑う。日本は左側通行、台湾は右側通行。あと、日本よりは横断歩道の前で歩行者を待つ、ということをしない。轢きにきているんじゃないか、というような車もある。運転自体、日本より荒いように思う。あとバイクが多い。特に通勤時。

煙草の話。歩き煙草をしている人は日本より多いように思った。ただちょっと調べてみると、台湾の喫煙率は低いらしい。また屋内ではほとんど吸えないようで、日本ではわりと多い喫煙席という概念がないようである。基本的に禁煙。

外食、食料品店の話。台湾の人は、特に一人暮らしの人は自炊をしないのではないかと思うくらいに、外食をしている人が多いように感じた。朝でも早餐店と呼ばれる店なり、コンビニのイートインスペースだったり、パン屋だったりが盛況である。夜もどこも店が混んでいる。外食が安いのだが、スーパーに行ってみると食材はそんなに安くなかったりする。逆に日本が自炊が善という概念にとらわれすぎなのかもしれない。スーパーでは日本の食品、菓子やカレールーなどが日本のパッケージのままローカライズされずに売られている。また、飲食店も日本のチェーン店が多い。はま寿司などは「はま寿司のこだわり」というような日本語で書かれた文章の看板がそのままあった。さすがに台湾の人は意味わからないのでは。

テレビの話。少しだけ現地の番組を見る。コントっぽい番組があったのだが、大きいマイクを持って話したり服につけて話しているのが印象的だった。ピンマイクがないのか。あと大学のバスケットボールの試合の番組があった。公園でも子供のバスケットボール教室をやっていて、台湾といえば野球という印象だったが、案外バスケットボールが盛んのようである。

外国に行くことは今年頭に立てた目標の一つだったが、やはり一つの国にずっといるとある種の固定観念ものにとらわれてしまう。別の世界を知る必要があると思って行った今回の台湾。それなりに成果はあったと思っている。