2019年埼玉県知事選挙

昨日、埼玉県知事選挙が行われ、国政野党系の大野元裕候補が当選したが、稀にみる接戦で、市町村単位で得票率60%を超えた候補はおらず、当選した大野候補、落選した青島候補がそれぞれ地元の川口市、草加市で57.2%の得票率を得たのが最高だった。青島候補は県東部の市では大野候補を上回る傾向にあったが、さいたま市など、大票田の市では大野候補が優勢、結果当選した。
投票率は32.31%。これまで3回連続で20%台でそれに比べると高くなったというが、それでも3人に2人は投票していない計算で、ここまで接戦の選挙戦にしては物足りなさはある。
ところで、埼玉県知事は畑和、土屋義彦、上田清司と三代続けて直前まで国会議員を務めていた人が知事になっている。大野元裕知事誕生で四代続けて、となる。やはり自民党側も、本気で知事の座を取りに行くのであれば、国会議員が職を辞して覚悟を持って知事選に挑むべきだったのではないか。というか、別の候補であれば自民党側の候補が当選していたように思う。