GSV010.小串鉱山跡(群馬県嬬恋村)

私が通っていた小学校の図書室に「小串小学校」という判子が捺された本があった。その時は小串小学校はなかったのだが1971年までは存在していた。小串鉱山の閉山に伴い閉校となっている。小串鉱山へは県道112号大前須坂線が通じているが、現在は嬬恋村干俣から小串鉱山跡までは実質廃道となっている。道が通じているのは、長野県高山村から毛無峠を経るルートのみである。
ストリートビューでは毛無峠の手前から進んでいく。県道だが車1台が通るのがやっとなくらいの細さである。毛無峠に近づくとリフト跡が見える。そのあたりから舗装区間が途切れる。そして、毛無峠に到着したら、車がいっぱい停まっている。群馬県の標識、「この先危険につき関係者以外立入禁止」の看板の近くにも車が停まっていてテントが張ってある。これもまたリアリティ。ストリートビューではここまでだが、360°写真ではその先の写真もいくつか登録されている。ここに一つの街があったという形跡は消えている。