GSV034.弥山(広島県廿日市市)

弥山は宮島にそびえる山である。宮島には何度か行ったことがあるが、だいたい宮島港から厳島神社までを往復して終わり、となっている。それ以外の宮島を知らない。
ストリートビューでは、宮島港から弥山展望台に向かっていく。時間帯が早いようで、人もさほど多くなく、店もあまり営業していない。なんなら鹿もいない。裏路地のようなところを通ったこともなかったが、昔からありそうな建物が並んでいる。大聖院から弥山への登りとなる。ここから約1時間半の登山となる。ちょうど、もみじ祭りをやっていた。途中、白糸の滝への分かれ道がある。白糸の滝はそれほど遠くないが、ストリートビューではクリック1つで行くことができる。そのときの水量に依存するのだろうが、数分の寄り道で済むのであればアクセントとして見ておいてもいいか、というくらいの感じであった。東屋がある場所があり、そこからは海を望むことができる。登山道は石段が整備されているので、登りやすそうではあるが、ひたすら長い。だいぶ登り切ったところに遊女の石畳というスポットがある。細い石畳の道なのだが、遊女が寄付をして整備したという。ただ現地には説明らしきものはなさそうだ。台風で歩道が流失して現歩道以外は立入禁止という看板があるのみである。そしてだいぶ登ったところで、仁王門がお出迎え。奥のほうに厳島神社奥宮の御山神社があるが、そこに至る道も険しい。そして、弥山本堂はわりと開けた場所にあって、鹿もいた。ロープウエーの駅からここまで来るルートもあるが、それでもそれなりに歩くことになる。ここから弥山展望台まではさらに登る。途中、くぐり岩という岩をくぐるイベントがある。このあたりは弥山巨石群という名前もついているようで、すなわちでかい岩が多い。そんな弥山の頂にある弥山展望台はさすがに景色がいい。ただ、下から足で登ってくるのはもちろん、ロープウエーに乗ったとしても、行くのはなかなかたいへんそうな場所ではある。