宮脇俊三「ローカルバスの終点へ」祖母ヶ浦

宮脇俊三著「ローカルバスの終点へ」の精読企画。1987年から88年に書かれた記述内容が2021年現在どうなっているのかを中心に記していく。基本的に月末更新。今回は祖母ヶ浦(石川県鹿島郡能登島町)。
能登島町は2004年に合併し七尾市となっている。能登島交通の祖母ヶ浦に行くバスは健在ではあるが、七尾から直行するバスは全便がのとじま水族館があるのとじま臨海公園まで行くようになり、祖母ヶ浦へは島内で乗り換えとなる。また当時は七尾波止場が始発でその後、七尾駅前(実際は駅から少し離れている)を経由して能登島へ向かっていたが、現在では能登総合病院が始発で、七尾駅前、七尾波止場に至近距離の食祭市場を経由して、能登島へと向かっている。七尾から能登島・大橋駐車場までのクローズドドアも、北陸鉄道→七尾バスが七尾~和倉温泉間の路線から撤退したことで、廃止されている。
氏が宿泊した民宿の堀井は健在で、Webサイトまである。さすがに代替わりはしているが、店主と女将の写真まで載っている。