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御手洗に行ったのは2009年のことだった。竹原港から船で大崎下島に渡って、帰りはバスで呉に出た。大長港でレンタサイクルを借りて島を回るという行動をとっていた。レンタサイクルは当時は一日500円だったが、今は3時間で1000円、8時間で2000円だという。ただ、1000円かかるが各地で乗り捨てが可能である。御手洗港に泊まる船は少なく、時間が合わない場合は大長港で船を降りて何らかの方法で御手洗まで行く必要がある。
ストリートビューでは、案内所から御手洗の集落に入っていく。狭い道の両脇に伝統的な日本家屋が並んでる。道が細くて車が走るのも困難だろうと思っていたら、その真ん中に郵便局があり、駐車場に車が停まっていた。郵便局がこの街では逆に異質な存在になっている。人家が密集しており、こういう場所は昭和の経済成長期でも新しくしようと思ってもできないところで、重要伝統的建造物群保存地区という制度ができてこのまま残していくことになった、ということなのだろう。