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石徹白、「いとしろ」と読むが、縁がなくても好事家であれば知っている場所であろう。かつて越美南線・長良川鉄道美濃白鳥駅と越美北線九頭竜湖駅の間には路線バスが運行されていたが、2002年に廃止された。長良川鉄道と越美北線を結ぶルートとして、白鳥交通のバスで白鳥から石徹白まで行き、そこから徒歩で県境を越えて、家族旅行村から大野市営バスで九頭竜湖駅で行くという、行って行けなくはないというレベルだが、そういうルートがある。また、石徹白村はもともと越前国に属していたが郡上藩領であった。昭和中頃までは福井県であったが、昭和の大合併で周辺村との合併計画が持ち上がり、その中で石徹白村が反対。福井県との関係が悪化し、岐阜県白鳥町との越境合併をするに至った。
ストリートビューでは、岐阜県道314号線と127号線の交点から石徹白の集落に向かっていく。このあたりに下在所のバス停があり、九頭竜湖方面に歩く場合はこのバス停で降りるのがいちばん近いということになる。また、石徹白洋品店という店があり、こだわりがある衣服を販売しているようだ。公共交通を使った店への行き方もWebサイトに書いてあるが、なんせバスの本数が少ないので、ほぼ無理なのでは…ということになっている。少し進むと石徹白のバス停、待合所があり、イラストマップもある。近くにはJA、小学校があるあたりが集落の中心となるか。子供が何人かいる。もう少し進んだ先には郵便局、旅館もあり、それなりの集落ということがわかる。そこから先に進んでいくと家が少なくなり、そのうちなくなる。そして更に進むとまた家が見えてくる。そして鳥居が見えてくる。これが白山中居神社の大鳥居となる。ここには上在所バス停もあり、ここがバスの終点となる。