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http://www.city.niiza.lg.jp/news/091002/09100202.php
10月1日、すなわち明日から新座市内循環バスが運行される。以前、新座市役所を中心に新座市の南部を東西に結ぶ新座市シャトルバスというバスが走っていたが、2007年6月に廃止されている。
新座市のホームページに詳細が掲載されたのが今日のこと。明日から運行されるのに今日ようやく載った。新座市役所を軸に北循環と南循環があって、北循環右回りが3便、左回りが4便、南循環右回りが3便、左回りが4便で計14便となっている。だいたい4時間間隔で運行されている。はっきり言って本数が少ない。このあたりの路線バスは1時間で数本運行されることが当たり前。しかも、このバス、新座駅には乗り入れるのだが、清瀬市内の清瀬駅はもちろん、新座市内にある志木駅にも乗り入れない。清瀬駅と新座市境は数百メートルの位置だが、そこは市境の壁があるのだろう。しかし、志木駅南口は完全に新座市である。このあたり既存バス会社との関係など、いろいろと事情があるのだろうが、駅前にはにいざほっとぷらざがあり、その他飲食店もあるのでバスを待つにはいい環境である。そういう場所から市内循環バスを利用できないというのは価値が低い。
そういう状況でわざわざ市内循環バスを利用するのは、限られた条件の人しかいないのではないか。限られた条件の人という意味では、病院や市の公共施設を利用する人の利用を想定しているようで、停留所もそういうところに多く設定されているが、一方で、利用者にとっては逆に不便になるというケースもあるようだ。以下、日本共産党新座市委員会が出しているにいざ民報から。
市内循環バスの運行と同時に、老人福祉センター循環バスが終了となります。『広報にいざ』8月号に時刻表が掲載されると、老人福祉センターの利用者から「バスの到着時間が10時からのサークルの開始時間に間に合わない。」「少人数のサークルでは続けるのが難しくなる。」「センターは4時に閉まるのにバスが来るのは40分後。とても外では待てない。」などの苦情が寄せられました。
石島議員は、「この時刻表では、北循環の第2老人福祉センターには朝7時24分、次のバスては11時9分に着くことになる。南循環の第1老人福祉センターでも朝7時12分か、11時2分着になり、10時からのサークルには間に合わない。老人福祉センターは75歳近い方が利用者の半数位で、自転車で遠くから来るのが難しい方もいる。センターに置いてある『市長への手紙』の用紙がなくなるほど利用者の皆さんが心配していると伺った。改善、見直しが必要ではないか。」と質問しました。
http://www.jcp-niiza.com/minpou/1333.html#01
なお老人福祉センター循環バスは無料だった。新座市内循環バスは70歳以上と障がい者手帳を持っている人は無料だが、基本的には有料である。いろいろ考えると、老人福祉センター循環バスを廃止するために理由として新座市内循環バスを運行するのではないのか、新座市内循環バスは要らないのではないかとすら思ってしまう。新座市は形がいびつなこと、他の市町村と比べれば既存の路線バスが充実していることから、循環バスというのはなかなか難しい。駅、市役所と公共交通空白地域を単純に結ぶ形式のほうがいいのかもしれない。
いずれにせよ、今年中には一度乗るつもりである。余力があったら明日乗ってみるか。