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http://mainichi.jp/select/biz/news/20100311dde041020007000c.html
今日、茨城空港が開港した。記念便やチャーター便を合わせ5機9便が発着した。しかし、通常は韓国の仁川空港と結ぶ1便のみ。4月から神戸空港と結ぶ1便が就航することが決まっているが、いずれにせよ便数は少ない。
かなり辛辣なのは、以下の「茨城空港開港 早くも責任転嫁の兆し」という記事。
さらに、井手義弘県議(公明)は、地方空港の開港式における国交省側の出席者を質問。県の答弁で、03年の能登空港以来、4空港の開港式には同省の大臣や政務官が列席していたことが分かった。7日にあった茨城空港の開港式で同省から出席したのは、航空局長だった。井手氏は「(民主党は)政治主導と言っておいて、政務官以上が来ていないではないか」と憤った。
委員会終了後、県の福田敬士企画部長は朝日新聞の取材に「『国営』だが、我々も望んだ空港ではあり、一緒に作ってきた」と述べ、困惑した様子だった。
ただ、茨城空港の建設については、県が地域活性化策として推進し、国に要望を繰り返してきた。その際、「就航対策は県が責任を持つ」と発言してきた経緯もある。橋本昌知事が「国営」を強調するようになったのは、昨夏の知事選前だ。
http://mytown.asahi.com/ibaraki/news.php?k_id=08000001003110001
政治主導と開港式に出席するのはあまり関係ないだろうと思う。国としては「裏目的」である百里基地の滑走路新設が達せられ、茨城空港が成功しようが、失敗しようが、茨城県の責任でやってもらえばいいと突き放して考えているのかもしれない。国営といっても、空港ターミナルは県が管理しており、この赤字だけでも年間で2000万円と言われている。現時点での試算なので、この額が増える可能性もある。
スカイマークの神戸便が4月から運行し、スカイマークも関東側の拠点として茨城空港を考えているのかもしれないが、神戸-茨城便を飛ばして機材が足りなくなるから神戸-福岡便を飛ばすのやめます、と言っちゃうような会社だし、豹変はよくあることなので、どうなるかはわからない。しかし、今のところスカイマークに頼るしかないのだろう。
もっとも、茨城空港開港に賛同した人が責任を持って利用すればいいだけのことだから、外野がとやかく言うことではないですね。この便数の少なさで搭乗率低迷ということになったら、もう廃港にすべきだね。