今回の選挙について

平たく言うと自民大勝、民主大敗。それにしてもこんなにはっきりとした結果がでるとは思わなかった。

自民党はいくつかの比例ブロックにおいて、当選しないであろう下位枠の候補者も当選。東京ブロックでは候補者が足りなくて議席を他党に譲るという現象まで起きた。それが東京ブロックなのだが、下位の人なんて当選するとは思わないから、「国会議員になるの無理」とか言い出さないかどうか心配だ。小泉純一郎というタレントの力の大きさを思い知った。候補者本位というよりは、小泉自民党の候補者ということで選ばれた感がある。

逆に公明党は議席を減らす結果に。投票率が上がったということもある。懸念の東京12区は制したものの、沖縄1区で現職が落選。自民党と公明党との関係が今後どうなっていくか注視したい。

民主党は特に関東で壊滅的な状態。他にも民社系の議員がけっこう落選している。小泉旋風の前にあまりに無策だった。ここで踏みとどまらないと本当に自民一党体制になってしまう。

共産党は現状維持、社民党は僅かに上昇。辻元清美、保坂展人といった論客が返り咲いた。一方、重複候補が法定得票数を得られずに比例復活当選できない、というケースがいくつかある。

国民新党、新党日本は比例で1議席も確保できないと思ったら、意外に善戦。国民新党は現状維持。新党日本は議席を減らして政党要件を満たさなくなった。国民新党にしても、最初の一回だからなんとかなったわけで、次はもうないと考えた方がいいわけで、今後の身の振り方を考える必要はあるだろう。

他にも、堀内社長意外と苦戦とか、堀江社長意外と善戦とか、唯一神得票数が前回に比べて倍増とか。

*追記

新党日本は有効投票数の2%以上の得票を得たので、政党要件を満たしていました。