サンライズ瀬戸に乗る

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5月2日、東京発22時発のサンライズ瀬戸に乗る。四国旅行にあたって、往路の第一候補がサンライズ瀬戸だったが、2日に乗るにもかかわらず、3日に乗るものと思いこみ、発売日の4月2日は何もしなかった。気がついたのがその日の夜だが、みどりの窓口はどこも行列で、半分諦める。翌日の朝、職場近くのみどりの窓口に行ったら、喫煙のシングルが空いていたので、喜び勇んで買った。ソロよりも若干高いが、ここは乗れることを喜びたい。

そして、5月2日。仕事を終えて東京駅に行く。発車の30分前に駅に着いたが、既に多くの人が待っていた。やはり、夜行寝台列車に乗るにあたっては、これくらい早くから来てもおかしくない。時間がなかったら職場から近い品川から乗ってもいいかとも思ったのだが、そもそもサンライズ瀬戸は品川に停まらなかった。この前、サンライズ出雲の上りで乗ったのはソロで、今回はシングル。確かに若干広い感じがするが、閉所がわりと好きなのでどちらでもいい。ただ、広いとゆったり感、贅沢感はある。列車が動き出す。これだけのスペースを独り占めできて、かつ列車が動くなんて、これはもう素敵すぎる。愉快だ。この一瞬だけで、今日この列車に乗れて本当によかったと思った。やはりサンライズは個室に乗ってこの贅沢感を満喫しないと意味がない。そして、前回乗ったときも思ったが、この列車に乗って通勤したいと思った。前回乗ったときは、体調が悪くて状態がよくなく、そういう意味では個室は有り難かったが、気分を味わうという意味では、堪能できずにもったいなかった。今なら、いちばん好きな列車はサンライズ出雲・瀬戸と迷わず言える。

懸念した喫煙車両だが、個室にいる分には問題ない。デッキで煙草を吸っている人がいるが、これは禁煙車両に乗っていてもここを通れば同じことである。そもそも個室では煙草が吸えるとはいえ排煙できずに煙がこもりそう。個室で吸う人はあまりはいないのではないだろうか。