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吉田茂を中心にそれをとりまく人々についての動きを描いている。歴史小説とカテゴライズするのが妥当かと思う。端折るところは大幅に端折っている。素材はいいが、難しい素材である。それをうまくまとめていると感じた。ただ、人間関係の描写におもしろみがある分、もう少し全体的なボリュームを増やしてほしいとも思った。
黒須という知らない人物が出てくるが、白州次郎のことらしい。
- 作者: 戸川猪佐武
- 出版社/メーカー: 学陽書房
- 発売日: 2000/10
- メディア: 文庫
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