衆院選山口2区補選&埼玉県議選再選挙

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私が北海道で浮かれている間に、選挙が終わったようね。実際にはそれほど浮かれていないけどね。

山口2区補選のほうはまあ予想通りの結果だった。8時に当確がでたのには少し驚いたが。だいたい自民党のほうは候補者からして苦戦が必至で、捨てているのかとも思ったけど、一方で一所懸命てこ入れしたりして、なんだか対応が中途半端だった。市町村別の得票数を見ると、山本候補の出身地である柳井市と自民党の金城湯池であった周防大島町(かつては郵便局員と学校の先生以外はみんな自民党に入れると言われていたらしい)と上関町で山本候補が平岡候補よりも多く得票しているが、それも差は多くて千票程度だ。平岡候補の出身地であり、先の市長選で自民党が推した候補が勝利して、大票田でもある岩国市で平岡候補が山本候補に一万三千票あまりの差をつけている時点で勝負ありだが、他にも光市、下松市でけっこう差をつけている。

山口2区は光市が最終的に民主党に入った松岡満寿男氏の地元で、平生町が元社会党参議院議員で民主党公認で衆院選にも出馬している山田健一氏が町長を務めているから、それほど自民王国ではないような気もするんだけど、とにかく山口は自民王国と報じられているだけで、外から見ただけではよくわからない。

驚いたのは埼玉県議選西5区再選挙の結果だ。共産党の候補が勝利した。三候補とも5000票台と、前の選挙で自民党候補が10000票以上獲得して勝利したことを考えると、ある意味レベルが低い戦い。普通に考えれば自民党の候補が勝ちそうなものだ。公明党の基礎票が3000~4000はあると思うのだが、今回あまり動かなかったのだろうか。自民党は中野清衆議院議員の息子を擁立して、中野清議員といえば新進党→改革クラブでそれなりに関係は良好だと思うのだが。裏のことはよくわからないけど、結果的に共産党の候補を勝たせてしまって、公明党は悔しがっているのではないだろうか。

岩国市長選で地方議員からの叩き上げの前衆議院議員が勝利し、今回の補選では官僚あがりの候補が負け、埼玉県議選再選挙では、自民党と民主党が国会議員の関係者を立てて負けて、共産党が地元で長く議員を務めてきた人を擁立して勝ったことを考えると、各政党とも地方議員の育成をしっかりやったほうがいいのではないかと思ったりもする。