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http://www.asahi.com/international/update/0511/TKY200805110114.html
”ミャンマー”の国民投票で反政府系誌が賛成に印ある用紙配布していたという指摘をしている。これはひどいと言いたいところだが、日本の最高裁判所裁判官国民審査は印をつけなければ信任したことになり、印がついていない用紙を配られる。実は勝るとも劣らないひどさではないか。
朝日新聞は「ミャンマー(ビルマ)」と書いてあるが、かの国のことを「ミャンマー」と呼ぶか、「ビルマ」と呼ぶかは一つの問題である。もともと、軍事政権が英語国名を「Union of Burma」から「Union of Myanmar」に変えたことで、日本でも「ビルマ」ではなく「ミャンマー」と呼ぶようになったわけだが、”Burma”は「バーマ」と発音するわけで、「ビルマ」は日本独自の呼び方である。Chinaを「中国」、United Kingdomを「イギリス」と呼んでいる国が、軍事政権が英語国名を「Union of Burma」から「Union of Myanmar」に変えるぞ、と言ったのを受けて、「ビルマ」から「ミャンマー」に変えることもないと思うのだが。私は軍事政権が強権的であるとは思うが(ネピドーへの首都移転など)、その正当性を100%否定することはできないとは思う。ただ、国名については「ビルマ」と呼ぶのが適当ではないかと思っている。