Views: 17
前に読んだ「発掘捏造」の続編的な本。結局読んだ後に感じたのは、考古学会の閉鎖的な環境だ。疑問を感じる声があったとしても、それに対する圧力の影響で、そういう声が出にくいという状況が垣間見られる。その分、マスコミなどの外部からの力に対しての拒否反応が大きいようにも感じた。私としては考古学とは縁のない人間なので、どうでもいいと言えばどうでもいいのだが、そういう現状で考古学の「再生」が行われるかは疑問を感じた。
- 作者: 毎日新聞旧石器遺跡取材班
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2003/09
- メディア: 文庫
- クリック: 3回
- この商品を含むブログ (10件) を見る