自民党もごたごたしているね

自民党が今度は橋下大阪府知事に次期衆院選出馬を打診したと報じられているが、本人は否定している。比例1位というように書いてある記事もあったが、比例1位って、要するに使い捨てということだからね。前の選挙で比例1位で当選した議員も次の選挙ではどうなるかわからない。過去には首相経験者でさえポイされたわけだから。

以前も取り上げた原田義昭衆議院議員がブログでかなり「強烈」な民主党批判。今の自民党の窮地は、民主党の人気が高いからではなく(むしろ高くはないと言ってもいい)、現在の政権に対する不満が募っているということにある。これは中央でも地方でも同じで、横須賀市長選では自公民相乗りの現職候補が新人候補に敗れた。だから、民主党バッシングはあまり効果がないように思う。アンチ民主党の鬱憤を晴らすくらいの効果しかない。

東国原知事の「総裁候補」発言は、言ったときは半分本気、半分ジョーク、くらいの気持ちだったと思うのだが、「東国原総裁もありかもね」という空気が流れて、本人が本気になったのではないかと。しかし、「ありかもね」という空気が流れたことで、自民党総裁という地位は失墜したように思えてくる。自民党としては小選挙区だと、ある程度は選挙区に貼りつかないといけないから、フリーで動ける比例区から立候補してほしいのだろう。前に書いたとおり比例1位は使い捨てだけど、総裁なら地位に留まっている限りは使い捨てにはならないので安心ということか。

もう、これ以上引っ張ってもごたごたが増すだけなので早く解散してほしい。だけど、8月9日投票はお盆休みも始まっているし、ちょっとやめてほしい。久間さんも8月9日は嫌だろう。