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前から報じられたとおり、民主党が圧勝した。前回の選挙は「小泉フィーバー」でまさに熱風が吹いたという印象だったが、今回は冷たい風が自民党を襲ったという印象だ。
自民党は4年前の圧勝から一転しての敗北である。「おごる平家は久しからず」ではないが、こういうストーリーは歴史の中でも今まであったことである。しかし、実際に自分がそういう場を目の当たりにすると、ちょっと客観的には見られないというのが正直なところである。過去に下野したときも、第一党の座は守っている。野党が数あわせをして自民党より少し優っただけである。しかし、今回はガチンコで勝負して圧倒的に負けている。まさに結党以来の危機である。4年間、4人の総裁が務めたわけだが、少しづつだめなほうにだめなほうに向かっていったように思う。
民主党は日本の危機を救う素晴らしい政党、とは全然思えないわけだが、勝利の背景には、選挙戦略の巧さがあるとは思う。自由党合併後の民主党は小沢一郎という戦略家を得て、2005年衆院選では大敗したが、選挙には確実に強くなっている。
細かい点は後日書こうと思う。そもそも、まだ全部決まっていない。