「えりちゃん」が関西独立リーグ神戸9クルーズを退団

http://sankei.jp.msn.com/sports/baseball/091001/bbl0910010200004-n1.htm

「えりちゃん」こと、吉田えり選手が関西独立リーグの神戸9クルーズを退団した。正直言って、関西独立リーグで吉田えり以外の選手を知らない。もっとも、他の独立リーグの選手も知らない。そういう意味では、吉田えり選手の知名度は絶大だったわけだが、退団することで関西独立リーグはますます苦境に立たされるようになると思われる。

そもそも、NPBに比べるとレベルが格段に落ちる選手が野球をして、お金をもらおうということ自体難しいように思う。社会人野球やクラブチームでも、普通に仕事してさらに野球をするという生活を送っているわけで、トップレベルではない選手が野球だけで生活するというのは甘い考えだろう。あと、独立リーグだと密着にどれだけ密着できるかということも必要となってくる。たとえば、私は長野に行く機会が多いのだが、BCリーグの信濃グランローゼスの試合結果は地元紙の信濃毎日新聞にそこそこ大きく取り上げられているし、広告もわりと目立って載っている。そういう場がないと、独立リーグのチームのことを広く知らしめることは難しいだろう。

確かに、女子高校生が入団したというのは大きなニュースだったが、それに続く話題が提供できなかったことで関西独立リーグの低迷は決定づけられたように思う。運営会社が撤退とかそういう駄目な話題は提供したが。どうしても運営を継続したいのならなりふりかまわずやっていくしかないのではないか。

あと、余談だけど、萩本欽一の茨城ゴールデンゴールズが最近話題になっていないなと思って少しみてみたら、鹿児島では4000人の観客を集めている。名古屋での中日ドラゴンズファームとの試合にいたっては平日のナイターで16200人の観客を集めたとのこと。同日に行われたパシフィックリーグの3試合のいずれよりも観客を集めている。相変わらず人気は続いているようだ。