冬の北海道の旅 1日目

今日は平日なのですが、仕事を休んで北海道に来た。沖縄に行ったばかりなのに、と言われそうだが、今月で期限が切れてしまうマイレージがあって、本当は沖縄で使いたかったのだが予約がとれなくて使えず、北海道に行くことで使うことにした。そういうわけで、今回の飛行機代はただである。

どうせただなので、行ったことがない空港へと思い、行きは女満別空港に降り立つことにした。帰りはどうせ札幌に行くので千歳空港で。しかし、女満別の近くの都市となると北見か網走でそこへは近いのだが、そこから別の都市に移動するとなると時間がかかる。うまい旅程を立てるのに四苦八苦した。出発の前日まで頭を悩ませた。前後だけ決めて中はどうとでもなると思ったのだが、北海道においてはそういう考えだと苦労するべさ、という話。

平日に飛行機に乗ることはあまりないのだが、まず空港まで行くのに通勤ラッシュにあうのはわかりきっているので、バスに乗っていくことにする。このバスは思った以上に混んでいた。皆さん、平日でも利用しているのね。ビジネス、という感じの人のほうが少数派だった。睡眠時間が短かったので、バスの中では眠っていく。定刻よりも早めにバスは到着。女満別空港行きの飛行機も空席「○」だったので空いていると思ったのだが、そんなことはなかった。客層としては中高年の観光客が多そうだった。北海道が近づいて、席から立って外の景色を見ている人がいた。あういう光景を見るのも久しぶりだ。

女満別空港に到着。飛行機が着くのが9時45分で、北見行きのバスが出るのが9時50分というダイヤだが、飛行機が定刻に着いても、その時間にバスが出られるわけがなく、出発も到着も15分くらい遅れた。

北見からは、北海道ちほく高原鉄道の代替バスに乗る。乗り場にはすごい数の人が。この人、皆私と同じバスに乗るのだった。勝山温泉行き。最終的には立つ人もいるくらいに混んだ。だいたいが中高年だ。北見で朝一で用事を済ませて帰る、という需要か。しかし、この人たちのの大部分は北見駅からほぼ近い北光のあたりで降りていった。北光社駅に近いが、バスだと中心部を通ることになる。北光を過ぎるとバスが空いてきた。訓子府で途中下車することになるが、訓子府までで北見から乗った人は全員降りた。ただ、訓子府から乗ってきた人がいた。訓子府では昼食時で昼ご飯を食べられればいいなと思っていたら、旧訓子府駅の近くにいいそば屋があった。そこでお昼。

訓子府からは更にバスに乗って置戸を通って陸別に行く。訓子府から置戸までは農村地帯という感じだが、置戸から陸別まではまさに「国境」という感じだ。陸別まで乗る人は数人いた。陸別では少し時間があったので、陸別駅の跡を見た。陸別町は寒いことで知られているが、温度計には-6℃と表示されていた。暖かいほうか。

陸別からは帯広行きのバスに乗る。私しか客がいなかった。ここから足寄まで客が乗ってこなかった。池田駅で時間調整ということで、私はトイレ休憩。なんせ陸別から帯広まで3時間もかかるのだ。無休憩というのは辛い。もし遅れが生じた場合は時間調整しないのかもしれないが、これはあったほうがいいと思う。池田駅で降りた人はいなかった。バスのダイヤは帯広駅での鉄道との接続を考慮しているようで、池田駅での乗り継ぎはあまり考慮されていない、というか、帯広まで行くならバスに乗り通せということのようだ。池田から帯広が1時間近くかかる。

ちほく高原鉄道で廃止されてから、初めて当地をバスで訪れたが、道路事情がよくなっている昨今では、冬でもバスでいいのかなと思う。荒天時はたいへんだけど。

帯広では豚丼を食べる。もう滅多に食べることもないだろうと、特盛と大きいやつを。最初はそのままで、後半では山椒をかけて。山椒があう。

今日は帯広近郊に泊まるが、それについては明日。