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富山に泊まって、ホテルに荷物を預けて、今日のメインは富山地方鉄道に乗ることだ。富山地方鉄道の鉄道線は今までほとんど乗ったことがなかった。今回、全線2日フリー乗車券(4400円)を買って、富山地方鉄道の鉄道線全線に乗ることにする。
まず、電鉄富山駅から不二越・上滝線に乗って岩峅寺まで。どちらかと言うとローカルイメージがあったのだが、富山方面に向かう列車の乗客はもちろん多く、岩峅寺方面に向かう列車も乗客は少なくなかった。岩峅寺から五百石方面へ乗り換える人がいくらかいた。私は立山方面に乗り換える。観光シーズンだけに乗客は多かったが、座ることはできた。岩峅寺を過ぎると、山に囲まれてくる。スピードを落とさないと渡れない橋もあって、乗る分には楽しめる区間である。終点立山は立山黒部アルペンルートの起点、なのだが、今回私は行かず。このルートは長野側から室堂まで行ったことがあるので私の旅先としては優先度を下げているのだが、今回の旅に組み込めばよかったかな、とも思った。ただ、さすがシーズンだけあって、混んではいるようだ。
立山から寄り道をして寺田経由で富山まで戻る。電器店に行く必要があったのだが、富山中心部にはそういう店はないようで、稲荷町駅近くのJoshinに行った。このあたりは、自家用車で来ることが前提の、全国によくあるロードサイト店が多い一帯だ。
富山に戻って市内電車に乗る。2009年12月にできた富山都心線を走る「セントラム」は10分に1本運行している。それに乗り込んだ。大学前行きの電車は学生が多く乗って行ったが、セントラムの客は少なかった。環状線に入って、大手モールで下車。国際会議場前と大手モールを結ぶ路線は、真ん中に電車の軌道、それを挟むように車道、その外側が歩道、バリアフリーになっていて、近くに富山城もあって、美しい、という感想ももれるほどの街路になっていた。先進的な都市の風景だと思う。その近くには、シクロシティ富山という、自転車利用サービスのステーションがあった。登録制でステーションに停まっている自転車が好きに使えるようだ。下に写真を貼っておいた。すなわち、LRTを敷くだけではダメで、様々な公共交通が有機的に結びつく必要なのだと思う。その核としてLRTがあるわけだ。
その後、二度セントラムに乗ったが、総曲輪フェリオ近くのグランドプラザ前で乗る人が多かった。総曲輪はそれほど賑わってはいなかったが、富山の街規模を考えるとあれくらいなのか。
富山駅北から富山ライトレールに乗る。岩瀬のあたりをぶらぶらと歩く。富山ライトレール、客が乗っている。収支以前に利用客がいないのではやってられないので、客が多いのはいいことであろう。
ホテルに荷物を撮りに行って、電鉄富山から新魚津まで行く。最初は乗客も多かったが、上市あたりまでで降りる人が多く、それ以降は空いてきた。富山から滑川、魚津だとJRに乗るのが普通なのだろう。今日は魚津に泊まる。