内閣不信任決議案否決

1日に内閣不信任決議案が提出され、2日に決議が行われたが、否決された。当初、民主党の大多数の議員が不信任決議案賛成にまわるとみられていたが、結局、民主党で賛成を投じたのは2人のみ。十数人の議員が欠席、棄権した。決議案採決前に菅総理が近いうちの辞任を表明したことが決議案否決の決め手になったと言われるが、その後実際にいつ辞任するのかを巡ってごたごたはしている。

内閣不信任決議案をめぐるごたごた自体に国民は批判をしているが、そもそも国会議員は国民の代表なので、国会議員が悪いということは、国民が悪いということになる。いい政治家というのは勝手に生えてくるものではないわけだが、日本という国は政治家を養成する土壌としては著しく悪い環境にあるということは感じる。

小沢一郎代表を支持するグループが民主党を離党して新党を結成するという報道もあったが、結局はそこまではいかなかった。民主党分裂騒動とは過去にもあったが、結局保守新党に流れたり(2002年)、改革クラブに流れたり(2008年)と、小規模なもので終わっている。