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http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20111228-OYT1T00977.htm
新党大地の鈴木宗男代表が新党「大地・真民主党」を結成した。代表は鈴木氏で、所属国会議員は、新党大地の浅野貴博(衆・比例北海道)、元民主党で無所属の松木謙公(衆・北海道12区)、元民主党で無所属の石川知裕(衆・北海道11区)、今月28日に民主党を離党した横峯良郎(参・比例)、新党日本で当選し無所属の平山誠(参・比例)の五氏。
マスコミ報道などでは、松木新党に民主党に離党届けを出した内山晃衆議院議員ら9人が参加する、というようなことがまことしやかに流れていたが、ところがどっこい、鈴木宗男氏側のほうから動いていた。これが発覚したのが総務省が届け出があったことを発表したことによるもの。マスコミはこの流れを全然掴めていなかった、ということなんですかね。
民主党から年末に離党して新党を作る、というのはこれまでよくあったことで、そのたびに民主党崩壊みたいなことが言われるものの、結局民主党は崩壊せずに新党のほうがダメになっていくということが続いていて、表沙汰になっていた内山氏らの離党→新党結成にも私としては冷ややかな目で見ていたのだが、今回の主流の離党騒動とは別の流れでこういうことが起きたのは驚きである。正直、党名は「民主党」という名前を入れる必要があったのか?など疑問もあるが、実質新党大地が政党要件を満たすために改組したようなものなので、新党を作るメリットのほうが大きいのだろう。また、鈴木宗男氏が地盤としていた旧北海道5区が地元の議員が2人所属したということで、その点でのインパクトは大きい。他の2人の参議院議員は数合わせの感があるが。
一方、内山氏らは年明けに新党を結成するというが、よく言われているように政党助成金をもらうためには年末までに新党を結成するのが鉄則となっている。金目当て、と揶揄されようが、何かと金は必要なのは確かである。年末までに新党を決めてきた大地・真民主党と違って、内山氏側はなんかもたもたしていて、うまくいきそうにないな、という印象。一応、松木謙公氏は内山氏側の新党との連携もあり得るとは言っている。
あと、解散総選挙だけど、素人が無責任に言ってみると、来年後半には打ったほうがいいのではないかと。このまま衆参ダブル選だと民主党も一発で終わりそうなので、そのあたり、なるべくいい時期いい流れに解散が打てるか、ということが焦点になってくるけど、それができるのならば今のような苦境には陥っていないか。