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国民新党において所属議員間の対立の末に離党者がでる、という騒動があったばかりだが、国民新党が2005年に結党してからここまでの所属議員の増減についてまとめてみた。
年月日 | 所属衆議院議員 | 所属参議院議員 | 人数 | 記事 |
---|---|---|---|---|
2005/08/17 | 綿貫民輔 亀井静香 亀井久興 |
長谷川憲正 田村秀昭 |
5人 | 結党 |
2005/08/23 | 綿貫民輔 亀井静香 亀井久興 津島恭一 |
長谷川憲正 田村秀昭 |
6人 | 【入党】 津島恭一(元自民) |
2005/08/24 | 綿貫民輔 亀井静香 亀井久興 津島恭一 |
田村秀昭 | 5人 | 【離党】 長谷川憲正(新党日本に移籍) |
2005/09/11 | 綿貫民輔 亀井静香 亀井久興 糸川正晃 |
田村秀昭 | 5人 | 【衆議院議員選挙】 当選:糸川正晃 落選:津島恭一 |
2005/09/12 | 綿貫民輔 亀井静香 亀井久興 糸川正晃 |
長谷川憲正 田村秀昭 |
6人 | 【入党】 長谷川憲正(復党) |
2005/12/11 | 綿貫民輔 亀井静香 亀井久興 糸川正晃 |
長谷川憲正 田村秀昭 亀井郁夫 |
7人 | 【入党】 亀井郁夫(元自民) |
2006/07/26 | 綿貫民輔 亀井静香 亀井久興 糸川正晃 |
長谷川憲正 田村秀昭 亀井郁夫 後藤博子 |
8人 | 【入党】 後藤博子(元自民) |
2007/07/28 | 綿貫民輔 亀井静香 亀井久興 糸川正晃 |
長谷川憲正 亀井郁夫 亀井亜紀子 自見庄三郎 |
8人 | 【参議院議員選挙】 当選:亀井亜紀子、自見庄三郎 落選:後藤博子 引退:田村秀昭 |
2008/09/13 | 綿貫民輔 亀井静香 亀井久興 糸川正晃 下地幹郎 |
長谷川憲正 亀井郁夫 亀井亜紀子 自見庄三郎 |
9人 | 【入党】 下地幹郎(元そうぞう) |
2008/12/17 | 綿貫民輔 亀井静香 亀井久興 糸川正晃 下地幹郎 |
長谷川憲正 亀井郁夫 亀井亜紀子 自見庄三郎 森田高 |
10人 | 【入党】 森田高(無所属) |
2009/07/21 | 綿貫民輔 亀井静香 亀井久興 下地幹郎 |
長谷川憲正 亀井郁夫 亀井亜紀子 自見庄三郎 森田高 |
9人 | 【離党】 糸川正晃(民主党に移籍) |
2009/08/30 | 亀井静香 下地幹郎 松下忠洋 |
長谷川憲正 亀井郁夫 亀井亜紀子 自見庄三郎 森田高 |
8人 | 【衆議院議員選挙】 当選:松下忠洋 落選:綿貫民輔、亀井久興 |
2010/02/17 | 亀井静香 下地幹郎 松下忠洋 |
長谷川憲正 亀井郁夫 亀井亜紀子 自見庄三郎 森田高 吉村剛太郎 |
9人 | 【入党】 吉村剛太郎(元自民) |
2010/07/26 | 亀井静香 下地幹郎 松下忠洋 |
亀井亜紀子 自見庄三郎 森田高 |
6人 | 【参議院議員選挙】 落選:吉村剛太郎、長谷川憲正 引退:亀井郁夫 |
2011/10/19 | 亀井静香 下地幹郎 松下忠洋 中島正純 |
亀井亜紀子 自見庄三郎 森田高 |
7人 | 【入党】 中島正純(元民主) |
2011/12/29 | 亀井静香 下地幹郎 松下忠洋 中島正純 |
亀井亜紀子 自見庄三郎 森田高 浜田和幸 |
8人 | 【入党】 浜田和幸(元自民) |
2012/04/06 | 下地幹郎 松下忠洋 中島正純 |
自見庄三郎 森田高 浜田和幸 |
6人 | 【離党】 亀井静香、亀井亜紀子 |
2005年8月8日に衆議院が解散しているので、厳密にはここから衆院選が行われた9月11日までは衆議院議員は存在しないのだが、ここでは解散前に議員だった者を衆議院議員として扱っている。
こうしてみると、2007年までは選挙が行われても現状維持を保ち、2009年からは選挙のたびに議員を減らしているが、他党を離党した人を招き入れることで人数を保ってきていた。懐が深いというか、いい感じで緩い保守小政党という性格なので、他所の議員が入りやすかったというのもあるのだろう。そして、ここまで離党者はいるが円満離党であり、今回のように対立して離党するということはなかった。それが、ここまで国民新党を保ってこれた理由と言うべきだろうか。
しかし、国民新党を発展的に解消して他党と合併するという構想はここまで何度も持ち上がってきた。その構想の発想者が亀井静香元代表だったわけで、長い目で見れば、やるやると言ってきたことをここまでやらないでおいて、ここに来てようやくやろうとし出した、とも捉えられる。ただ、一緒にやろうとしている他の人の態度が冷淡というか、淡泊なように思える。実際どうなるのだろうか。